週刊ヤングジャンプ連載中で今、話題の「テラフォーマーズ(TERRA FORMARS)」1巻の内容と感想(ネタバレ注意)

2015年2月1日

今、話題になっているテラフォーマーズ1巻を読みました。
※ネタバレ注意です!

テラフォーマーズ・1巻表紙火星に人間が住めるようにするため、火星を地球環境に改良するためのテラフォーミング計画が実施された。その内容は火星に苔とゴキブリを大量に送り込み、マイナス51度の火星の気温を上昇させることだった。この物語はテラフォーミング計画を実施されてから500年後に宇宙艦バグズ2号が到着してから始まる。
バグズ2号が火星に到着し、乗組員が人間型に進化したゴキブリに遭遇する。このゴキブリ(通称:テラフォーマー)達はとてつもない戦闘能力を持っており、人間を見境なく惨殺していく。
しかし、バグズ2号の乗組員はこのテラフォーマー達と戦うためのある特殊能力を手術により身に付けており、対等にいやそれ以上に戦うことができる。その特殊能力は昆虫のDNAを配合した昆虫の能力だ。アリやハチ、バッタなどの能力を使ってテラフォーマー達と壮絶な戦いが始まる。

◆感想

テラフォーマー(ゴキブリ)乗組員が次々にテラフォーマーに惨殺されていくありさまはガンツに似たところがあると感じた。戦闘シーンにおいては乗組員の各自が昆虫の能力をフルに使ってテラフォーマーと戦うところは迫力があり、また、各昆虫についての能力の知識がついてとても満足するものだった。
ストーリーも先行して火星に向かって通信が途絶えたバグズ1号がテラフォーマーによって全滅したということを知っており、その対策のためバグズ手術により昆虫の能力を使ったのもおもしろかった。27世紀の話なので、普通なら武器やバトルスーツ、ロボットなどで対応することも考えられたからだ。
少し内容に戻るが、テラフォーマーは駆除されるときにDNA情報が詰まった卵(テラフォーマーの卵)を産む。
バグズ2号の目的はテラフォーマーの駆除であり、テラフォーマーの卵を破壊することだった。その一方で軍事目的に使うためテラフォーマーの卵を持ち帰ろうとする裏切りの乗組員がいる。
この2つの目的を達成しようとする乗組員たちの駆け引きの中、両者の仲間が次々に惨殺されていく。結局はテラフォーマーの卵を持ち帰ることなく、生き残った日本人二人が脱出ポットで地球に帰還する。

2巻以降、テラフォーマーを駆除するためにどのような展開になるのかとても楽しみだ。27世紀ともなれば自家用車で宇宙旅行ができてしまっているかもしれないので、そういった未来の化学進歩を個人的には出てくればと思います。

更なるストーリーに期待して★4.5とさせていただきます!!